お部屋の面積の書かれ方

マンションのパンフレット、資料にはお部屋の面積が書かれていますよね。
そのときに壁芯(『へきしん』又は『かべしん』と読みます)と内法(うちのり)という単語が出てきます。

パンフレットには壁芯という単語が使われ、契約書等には内法が使われていることが多いのですが、なぜ2つの書き方があるのでしょうか?

例えば、マンションのパンフレット・資料の「専有面積」の欄には「60㎡」と書かれていたので、60㎡は広くていいなと思い内覧に行ったら思っていたより狭く感じた。
もしくは契約したときに、契約書や重要事項説明書にこの「登記簿面積(内法面積)」が書かれていたことで、そのマンションには「57㎡」と書かれていて、聞いていたのと違う!となることがあるのです。

『壁芯面積』と『内法面積』それぞれの意味を見ていきましょう。

壁芯面積

壁芯面積とは、『柱や壁の厚みの中心線から測られた床面積』を指します。

つまり壁の真ん中から面積を図るので、実際に自分が見ているお部屋の面積より広くなります。
これは建築基準法では建築確認するときは、この壁心で計算することになっています。

また不動産の広告、資料、パンフレットはこの壁芯面積が使われています。

内法面積

一方、内法面積とは『壁で囲まれた内側だけの建物の床面積』をいいます。

つまり壁の表面でお部屋の広さをはかっているので、自分が見ているお部屋と同じ大きさということなります。
登記簿謄本に記載されている面積は、この「内法面積」が使われています。

差は壁の捉え方の違い

パンフレットに壁芯が使われ、登記簿謄本が内法を使われているのには、壁をどう捉えているかで違いが生まれます。

マンションのコンクリートの壁は共有部分です。みんなで共有しているものと考えてください。
壁芯表記の場合、この共有部分にあたる壁を入居者に平等に割り振っていると考えています。

登記簿謄本に使われている内法は税務上の計算に使われます。税務では共有分を入居者に割り振って計算することはありません。あくまでその人の純粋なお部屋の面積が計算対象になります。

そのために内法という面積計算が必要になったのです。それぞれ共有部分をどう取り扱うかで違いが生まれているのです。

まとめ

ただ、お部屋を借りる、買うにおいて大切なのは面積を聞いて自分がイメージしているお部屋の広さと同じくらいかどうかです。そのためには内法のほうが感覚には近いかと思います。

もし、お部屋を見られる際は担当の方に聞いてみましょう。
そしてパンフレットが壁芯なのか内法で書かれているのかも見てみましょう。そして何よりも必ずお部屋はご自身の目で確認されることが一番大切です。

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