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賃貸で借りていたお部屋から退去するときは、管理会社や大家さんが立ち合いますよね。

そんなときに
「あぁ、これは善管注意義務違反ですね」と言われて修繕代を請求されたことはありますか?

法律関連の資格のお勉強をされたことがある人には馴染みがある言葉ですが、日頃耳にする言葉ではないですよね。
でも不動産の契約やトラブルが発生したときにはよく聞く言葉なんです。

善管注意義務とは?

「善管注意義務」は「善良なる管理者の注意義務」の略語なんです。

「債務者の職業や社会的・経済的地位に応じて、取引上一般的に要求される程度の注意」
ほんとうにシンプルにまとめますと、「いつかは返すものだから、丁寧に扱ってください」ということでしょうか。

広辞苑で調べてみるとこのように書かれています。

 《「善良な管理者としての注意義務」の意》

業務を委任された人の職業や専門家としての能力、社会的地位などから考えて通常期待される注意義務のこと。注意義務を怠り、履行遅滞・不完全履行・履行不能などに至る場合は民法上過失があると見なされ、状況に応じて損害賠償や契約解除などが可能となる。善良なる管理者の注意義務。

難しいですね。私なりに噛み砕いてご説明しますと。

「大事に扱ってね!」ということです。

賃貸で借りるお部屋は借り物です。その借りているお部屋を持ち主の気持ちになって大事に扱っていこうね!というのが善管注意義務です。

レンタカーを借りてもぶつけていいわけではないですよね。
図書館で借りた本をボロボロにして返していいわけではありません。

それと同じようにお部屋を大事に扱うことを善管注意義務といいます。

善管注意義務を怠ったと指摘された場合

さて、退去のときに大家さんや、管理会社が善管注意義務を怠ったと指摘した場合。
その箇所はおそらく入居者の方が使用上の過失(うっかり)による不具合を確認したからでしょう。

賃貸物件は基本的には自然損耗(老朽化や損耗)は大家さんが負担し、故意過失による汚損や破損は借主負担となっています。

善管注意義務と言われたのであれば、過失による汚損や破損だと思います。

ただただ、なかなか伝わらないときもあるそうです。

例えば子供がふすまに落書きをしたときに
「子供だからしょうがない。自分なら気にしない!」
と言いたくもなりますが、その襖はあくまでも大家さんの持ち物。綺麗に使う義務が入居者に方にはあります。

もちろん落書きや破ってしまうなどは仕方の無いことです。
そういうときに大家さんと入居者が納得できるように退去時に立会い、善管注意義務にあたるところをチェックするのです。

入居時の傷は要チェック

逆に立会いのときは、以前からある傷や不具合というのを大家さんに申し出るチャンスでもあります。

入居時に気がついた傷や不具合はあらかじめカメラにおさめておきましょう。いまやデジカメを出さなくても携帯で写真が撮れる時代です。

記録に残し、善管注意義務違反と言われた箇所と照らしあわせることで建設的な話が可能になるでしょう。

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