
今回は、不動産オーナーの視点からお部屋探しについてご紹介します。
『大家が教える【最強】の部屋探し』と題して、不動産オーナーの目線から賃貸で部屋を探す際に大切なポイントを紹介していきたいと思います。
これからお部屋を探している方は、是非参考にしてみてくださいね。
目次
部屋の家賃は値切れるのか?
賃貸で契約する際に家賃を値切るというのは、よく聞く話です。
しかし、あまり成功例を聞かないのはなぜでしょうか?
もちろん成功例もあるとは思いますが、家賃はあまり値切れません。
不動産オーナーからすると家賃を下げるのは、最終手段なのです。
家賃を下げたくない理由
どうして不動産オーナーが家賃を下げたくないのか。
「1000円、2000円ほどなら、いいじゃないか」と思うかもしれませんが、実は深刻な問題です。
マンションには、たくさんの方が住んでいます。もし1人だけ家賃を大きく下げてしまい、その事が他の入居者に知れ渡ると他の入居者から不満がでます。
そして、他の入居者の家賃まで下げざるを得ないことがあるのです。
家賃ではなく、初期費用を値切る
不動産オーナーからすれば、「家賃は下げたくないけれど入居者は増えてほしい」と思っています。
そのため、値切るなら家賃ではなく、初期費用を値切りましょう!
家賃は下がりませんが、初期費用は快く減額してくれる不動産オーナーも多いです。
賃貸で借りる際に値切る際は、「家賃」ではなく、「初期費用」と覚えておいてくださいね
よい物件に巡り合うためには?
物件の探し方は目まぐるしく変わってきました。
数十年前は、ネットで部屋を探すなんて、考えもしませんでした。
今では、ネットで物件を探すのは当たり前です。ほとんどの方がネットを使って部屋を探しています。
ポータルサイトはおとり物件だらけ
私見ですが、大手不動産ポータルサイトを使ってお部屋を探すのはオススメしません。
おとり物件(おとり広告)を使った掲載が業界内で常態化しています。
国を挙げて、取り締まりを強化していく方針ではあるようですが、すぐにおとり広告がなくなるとは、到底思えません。
ポータルでは、おとり広告を使った集客が多いため、物件を問い合わせして来店しても時間を無駄にすることが多いです。
大手ポータルサイトの物件は、
- 「余りものの物件」
- 「おとり物件」
のどちらかでしょう。
実際に良質な物件は、ネットに掲載せずにお客さんに紹介して契約してしまいます。
大手ポータルサイトに掲載されている物件は、実際になかなか決まらない物件が集められていると言えます。
良い物件に巡り合うために
良い物件に巡り合うための方法は、
- 良い会社、良い担当者を見つけること
- 物件ベースで探すこと
このどちらかです。
どちらかの方法を取れば、良い物件に住める可能性は高まります。
1. 良い会社、良い担当者を見つけること
自分が引越しをしたいエリアにある不動産会社を探します。引越しをしたいと思っている駅周辺の不動産会社を回るのが簡単です。
とりあえず、会社を何社か行ってみて、対応を見てください。
要望も聞かずに物件を手当たり次第に進めてくる担当者、問答無用で即日契約にもっていこうとする担当者などなど、不快に思う対応があるはずです。
その中でも、自分の要望をしっかりと聞いてくれて、引越し時期や契約の注意点等を丁寧に教えてくれる会社は良い会社です。
自分に合う会社と担当者を見つけ、良い物件が出たら、見学する旨を伝えてお部屋の見学に行きましょう。
2. 物件ベースで探すこと
最近は、この「物件ベースで探す」人が増えてきました。
この方法は、時間に余裕のある人向けです。
ネットを使って部屋を探すのはオススメしないとお伝えしました。
しかし、物件情報を集めるということだけに使うなら、ネットは一番情報量が多く、便利です。
ネットには、自分が住みたいと思う条件で、良い物件がたくさん載っているはずです。
その中から、物件だけにフォーカスしてください。
「狙った物件が空いたら、見学する」という形です。好条件の物件をピックアップしておいて、不動産会社に
「○○マンションが空いたら契約したいと考えている」と伝えてください。
普通の会社なら、募集が始まればすぐに知らせてきます。
このように「良質な物件を狙って退去を待つ」という形が一番、好条件な物件に住むコツです。
無暗に物件をたくさんみるのではなく、良い物件だけを待ってください。
今は、物件写真や動画、パノラマ写真などで部屋の中を詳細に見ることができるので、実際に見に行かなくても良質な物件をピックアップすることが可能になりましたね。
最近は、物件を探し方がどんどん変化しています。
不動産会社を探すより、物件ベースで探していく方法をオススメしてます!
マンションの口コミを見る
そのマンションが良いマンションなのかどうかを見極めるのは、大変難しいです。
物件所有者でなくては、わからないことも多いです。
オススメしたいのは、第三者の意見を取り入れること。
マンションの口コミが載っているサイトです。
自分の所有するマンションに良くない口コミが掲載されていると悲しくなりますが、事実が記載されているのであれば仕方ありませんね。
物件の口コミ等は、調べれば色々と出てくるはずです。
不動産会社の担当者が言うことをすべて信じるのはやめて、自分で情報を収集することも必要です。
まとめ
いかがでしたか?
不動産オーナーからの視点で物件探しのポイントを3つ紹介してきました。不動産は長く付き合うため失敗したくないはずです。
- 値切るなら家賃ではなく、初期費用を値切りましょう
- 自分で情報を収集する不動産会社を探すより、物件ベース探す
- 自分で情報を収集する
これらのポイントは、お部屋探しに役立つはずです。よければ、試してみてくださいね。